2011年12月22日

レインジャケットを防寒着にした際の悲劇

今日も寒かったですねー。
最高気温が12度の予報だったのでナメてましたが、
結局15時の段階でも8度しか上がらなかったみたい。
そりゃ寒いハズだわ!
土曜日はとうとう最低気温が0度という予報が出ています。
みなさん、ウェア選びには注意して出かけましょう!

さて、タイトルにも書きました「悲劇」について。

結論から言います。
レインジャケットを防寒着…
つまり、ジャケット代わりにしてサイクリングに出ると、
汗をかいてしまって、汗冷えをします。
冬の汗冷えは、冗談にならないくらい体が芯まで冷え、
ガタガタブルブル震えが止まらないという
「悲劇」が起こってしまうのです。

原因は、レインジャケットの透湿性の悪さにあります。
透湿性とは、ウェアの中にたまった湿気を外に出す能力のことを
ここでは言います。
冬とはいえ、自転車をこぐと体温が上がり
うっすら汗をかきます。それがウェアの中にこもると汗冷えになります。

レインジャケットというのは、そもそも、水を通さないので、
体から出た湿気も通さないのが普通です。
でも今の技術はスゴくて、
「雨は通さないけど、湿気は通す」というものが出ています。
ゴアテックスがその最高峰と言ってもいいでしょう。

それでも、普通の生地のジャケットや防風ジャケットよりは
レインジャケットのほうが透湿性が悪いのは当然。
雨に濡れるよりはいいので、
雨が降っている日はレインジャケットを着ますが、
雨も降ってないのに、わざわざ
透湿性が悪いレインジャケットを着るべきではないのです!

さらに、縫製の違いにも注目です。
リンクのゴアテックスのビデオを見てもらったほうが
わかりやすいかもしれません。

レインジャケットは、縫い目からも水が浸入しないよう、
縫い目がシールドされています。
余談ですが、ウィンドブレーカーがレインジャケットと言えないのは、
このシールドがない点も上げられます。
ちゃんとした防寒用のジャケットは、こうしたシールドがないばかりか、
背中や脇などが通気性の良い生地でできていて、
湿気を逃がす場所がしっかり確保されているのです。
レインジャケットの脇がメッシュ…なんてことはないですからね!
縫製の上でもレインジャケットは透湿性が悪いわけです。

また、当店の常連さんは耳にタコができるほと聞いていると思いますが、
冬のウエアの基本は「断熱」+「防風」です。

まず以下の図を見てください。

レインジャケット1枚を防寒着として着た場合
自転車ウェア防寒の基本

青い部分がレインジャケットやウィンドブレーカー
裏起毛のない薄手防風ジャケットだと思ってください。
黄色い部分が人の体です。

この場合、防風はできるのですが、断熱ができていないので、
冷気が直接肌に伝わります。
生地を通して冷気が伝わるのですが、
生地そのものも冷えるので、さらに体は冷たくなります。

裏起毛のある厚手ジャケットを防寒着として着た場合
自転車ウェア防寒の基本

起毛ジャケットだけでなく、薄手でもいいから何か防風できるものに、
起毛ジャージや起毛アンダーを着たときは、
その起毛の部分(オレンジ)が「断熱材」になってくれます。
外の冷気を肌に伝えないばかりか、
体温が上がれば起毛にある空気の層が温まり、
さらに断熱してくれます。

まとめますと、冬の防寒のポイント

1.汗をかかない
2.風をブロックする
3.断熱材となるものを何か着る

当店ではウェア専門店として、こんなウンチクも語りながら
お客様ひとりひとりに合った1点を選んでいます。
だから、しっかりお話させてくれない人はお断りっ!
3つのポイントの中でも、走り方によって、
どれくらいの厚みのアンダー(断熱材)にしなければならないかとか、
透湿機能はどこまで必要かとか、違いますからね。
明日からの三連休は、しっかりコミュニケーションをとって
「失敗のない一着を選ぼう!」という意気込みで、
ご来店いただけたらと思います。

冬物は高価ですし、5、6年は着られるものですからねかわいい

posted by BIKE TOWN at 19:51| Comment(0) | BIKE TOWN PLUS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする