三冬、2度目の土遊び。
今回はかなりの葉っぱを食べましたよー。
もうとにかく何でも口に入れるので、
「まぁ、いいかー」になってしまいます。
きっと、どのお父さん、お母さんも、
最初は「清潔」「除菌」にこだわるのですが、
やがて気にしなくなりますよねー。
前に、うちの母へ言ったことがあります。
実家で採れた野菜が送られてくるのですが、
「野菜は全部泥だらけだし、自然薯なんてボコボコしすぎだから、
土がちゃんと落とせないよー」というクレームを。
そしたら母は何と答えたと思います!?
「うちの土なんだから、少々食べてもいいじゃない!」
なんだーーーー!
「まったく解決になってない」と怒りましたよ。
…でも最近、「それもそうかな」と思うようになりました。
安心、信頼の土壌で育った野菜です。
どこだかわからないところの土を食べるわけではないのですから。
そもそも、土が食べられないと誰が決めたのか?
ツバメの巣なら「高級」と言われているから食べられるのか?
牛は食べられて、犬は食べられないのか?
「香りが落ちるから」と、キノコは洗わずに食べるのか?
(きっとホコリだらけのハズ)
美容にいいからと、豚の胎盤から取ったプラセンタは飲めるのか?
ウシのロタウイルスを入れるのは嫌だけど、魚のDHAなら喜んで摂れるのか?
もちろん、土や犬をむしゃむしゃと好んで食べようとはしていませんが、
「きっと、ものごとの境界線って紙一重なんだな」と、
最近、すごく思うんです。


我が家の土、バンザーーイ!
自転車選手のフアン・アントニオ・フレチャが日本を旅したあと、
「清潔への執着が不思議だった」というようなことを言ったと
どこかで読んだけど、今なら、なぜそう発言したのかわかるような気がします。
フランスで少し過ごしていたことがあって、
くだものを洗わないでそのまま食べる習慣が、
どーーーしても受け入れられませんでした。
市場で売っているネクタリンを、そのままガブリとかじって食べるんです。
夏には「ミラベル」という小さなモモがよく食べられるんですが、
それも皮ごとガジガジ。「洗いたい。耐えられない」と訴えると、
水の入った小さなボウルを、ホストファミリーが持ってきてくれました。
「汚れが気になる人は、こうして水の中で洗って食べるんだ」と。
それってどう思います? 流水じゃないし。こんな小さなボウルじゃ、
水がすぐ汚れるでしょ!!!!!
ホント、「清潔への執着」ですよね。
それによって、サイトメガロウイルスとか問題になっていますし。
もちろん清潔にはしていたいです。日本人だし。
でも、そこそこにしておきます。
そして、勝手に境界線を引いたり、
その境界線は不動のものだと思わないようにします

バイクタウンプラス店主より