開発をジャンジャン進める姿勢には頭が下がります。
が、シクロワイヤードの記事を読んでみて、なぁ〜んだ と言う感想。
確かに目新しい感じはしますが、内容の中には 今更 と言う箇所も多々。
メインとなる電動コンポーネントのスイッチのタッチ感を向上させたようですが、
EPSが発売された時の販売店説明会のことを思い出します。
シマノが機械的性能に関しての説明に時間を費やしたのに対し
カンパニョーロのEPSは、ボタンの構造を徹底的に研究し、
スイッチでは無く、機械式のレバーに近い感触を目指したと一番に主張していました。
後に使用してみて、その部分にこだわる意味が解りましたし、
今もスイッチ感の強いシマノのレバーには興味が湧きません。
機械式に至ってはブレーキレバーが変な方向へ動く、あれも意味が解りません。
また、レバーのゴム部分へようやっと滑り止め加工を施したようですが、
カンパはとっくの昔に施しており、そのゴムパーツも交換こそ面倒ではありますが
グニャグニャとズレることなどありません。
使うことを優先した思想が伺えますし、形状は未だに先行しちゃってます。

ブレーキに関しても相当に剛性を上げた作りになったようです。
ただ効きゃイイってもんじゃないのが、ロードバイクのブレーキ。
それが証拠に同時発表されたデュラエースのディスクブレーキは
キャリパーブレーキのコントロール性に近いような記述もありましたので、
裏を返せば、ガツんと効いてどうすんの?って事。
カンパニョーロのリアシングルピボット構造なんぞは
古くさぁ〜と言う印象ですが、フロント7 リア3の制動力からすると
納得だし、リムが振れたりしてもそのフローティング構造上
センターが出やすく、リムへの負担も少なく出来ています。
解ってらっしゃるって感じ。

カンパニョーロはシマノとスラムから取り残された感が否めませんが
変なところを追いかけないで欲しいと思います。
(知らない人に付いてっちゃダメだよと子どもの頃よく言われましたでしょ)
そしてワタクシ、僭越ながらカンパニョーロ社へ提案したいと思います。
思い切って独自路線に舵を切る こんな風にして欲しい。
・ロードバイクのディスクブレーキは製品化しない
・高くてイイんです、だからカンパニョーロなんです!
・機械式を最優先する
・向こう10年マイナーチェンジすらしない
(だって新しいのが出る度に 前の方がカッコイイ!となってますから)
・走行中にデータばかり見ている選手には供給しない
ワクワクさせてくれる選手を選びましょう!
表彰台の写真が無くてもイイじゃないの!記録より記憶ですよ!
(記録も出ないし、記憶も悪いワタクシめも使用中ぅぅ〜)
でも新しいデュラエース ちょっと触ってみたいですね?!
フロントディレーラーのアーム長さと調整機構 気になるなぁ〜。。